全ての一般医薬品がネットで購入可能に

デフレスパイラルを脱出しつつある日本では様々な規制緩和策が講じられ、記憶に新しい事としては日本銀行総裁の金融緩和策等があるでしょう。
それも確かに重要でしたが日本の成長戦略として、薬の販売の規制緩和も重要な意味を持ち、2013年の臨時国会において薬事法の改正が行なわれ成立しました。
まず本題に入る前に薬事法改正前の薬の種類に付いて、知って置くと話がスムーズなので述べておきますが、大きく別けて処方箋タイプの薬と一般用タイプ医薬品の薬と、分類する事が出来ます。
前者のタイプは、病院やクリニック等に行き医師に診察をして貰い診断を受け、症状に応じた薬を処方して貰います。
一般的には病院やクリニックの最寄りにある調剤薬局が1店舗から数店舗あり、何れかの薬剤師に処方箋を渡し、薬剤師はその処方箋通りの薬を患者に提供するというものです。
一方、後者の一般医薬品は医師に診察をして貰わなくてもドラッグ・ストア等で購入出来るタイプの薬で、OverTheCounterと呼ばれる事もあり、第一類タイプ・第二類タイプ・第三類タイプに別ける事が出来ます。
第一類タイプは販売店舗に薬剤師が常駐している事を条件にしており、テレビコマーシャルや薬剤のパッケージの外箱の裏面等に、薬剤師から説明を受ける事・使用する際は注意事項を熟読し守る事等という文言で書かれている物が該当します。
また、従来は医師の処方箋が無ければ入手出来なかったけれども、安全性が高いと見られる薬をスイッチOTC薬というカテゴリーで一般に販売が許可されました。
代表的な薬としては水虫治療薬・にきび治療薬・鎮痛剤・胃腸薬等が挙げられます。
第二類タイプは、前述の第一類タイプ以外で使い方を誤ると健康を害する可能性があるとされた医薬品を指しドラッグストア等で入手可能な大半のものがこのタイプに該当し、薬剤師等が購入者に情報提供する事は努力義務になっていました。
そして、第三類タイプは第二類タイプと同様の制限を受ける事になりますが、このカテゴリーの薬の購入希望者の相談に応じる事が義務化されていたのです。
しかし、ある個人輸入代行業の社長やITビジネスを手掛ける企業等と、最高裁まで争い結果として、一般用医薬品のインターネット通販が可能となりました。
この事で今まで、家族の介護等で目を離す事が出来ない状況にあったり、仕事が忙しくてインターネット通販で購入出来れば、貴重な時間を節約する事も出来ますし、家に居ながらにして配送してくれますので大変便利になりました。
これからは特別に病院等で長時間待たされる事もなくなりますので、ケースバイケースで病院とネット通販をバランス良く利用する事が一般的になるかも知れません。
また、国内だけではなく海外の医薬品を購入する事も可能です。
この様な話が出ると「それは違法ではないのか」という疑問ですが、個人輸入する事自体に違法性はありません。
しかしながらそれには条件があり、1種類の薬を大量に購入するという事は出来ないルールになっているので、個人輸入代行業者を利用する場合には、その様な注意事項の有無を確認する事が大切です。
説明が無い個人輸入代行業者は、正規品を扱っていない可能性がありますので避けた方が無難でしょう。
また、購入する薬の説明文が同梱されている事・送料が無料である事・疑問点等を問い合わせをして速やかで適切な回答が為される事の4点が遵守されていれば、良質な業者である可能性が高いと考えられます。

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